営業マネージャーの苦痛の叫びが聞こえます・・・
「あの部署の○○さんは素直でいいな~。アドバイスをしっかりと聞いて、実行するし、成果も出ている。それに比べてうちの××さんは・・・、アドバイスをしても、行動すらしないよ。もっと素直な人材が応募してこないから~」
というような、隣の芝生は青い的な発言や愚痴を良くいただきます。
どうしてその人の周りには、頑固な人が集まってしまうのでしょうか?
それは偶然なのでしょうか、それとも呼び寄せているのでしょうか。
実はそのどちらでもなく、頑固な部下を育成しているのです。
頑固な人たちと接することで、普段は何でもない人まで頑固になってしまうだけなのです。
もちろん、元々頑固な性格の人もいるかもしれません。 しかし、それをさらに頑固な性格に増長させてしまうのです。
逆に言えば 、その人とは頑固にならなければ、付き合っていくことができないということです。
○○に入る文字は何か?
それは、タイトルの○○につながりますが、その人が部下を説得しようとするからです。
相手を説得しようとするほど、相手は説得されまいとして頑固になっていきます。
頑固になると何が起こるのか?というのを考えてみましょう。
頑固者は自分の意見を変えたり、修正したり、改善したりすることが苦手です。
となると、どんなに良いアイディアや答えや、気づきがあったとしてもその人は考え方に固執して、変化をさせることを好まなくなります。
そうなると、何が正しいかが判断できなくなります。
あなたが思いついた通り、何が正しいかよりも、自分の考えを優先しようとします。
○○された相手はどんな状態になるの?
どういう心理状態になるかというと、頑固者が説得されるということは、自己の存在価値を否定されるような気になってしまうということなので、お互いが自分の考えを主張することにエネルギーを費やし、本当に意義のある議論ができなくなってしまいます。
そして何よりも、そこで使われる時間とエネルギーは膨大なコストです。
それでも無理矢理、半ば半強制的に説得すれば、相手はいやいや仕方なく行動するようになるかもしれません。
※返事は理解しているが、顔は納得してないときです!
しかし、それでは生産性の高い仕事はできません。
さらにそれを繰り返せば、相手は次第に疲弊し、精神的にも行き詰まってしまうことになるでしょう。しかも、行動して成果が出ていればまだ救いの手は差し伸べられますが、成果が出なかった時を想像してください。
間違いなく部下は成果を出せなかった原因をあなたに向けると思います。
そのような相手の意識は、将来必ず数字やあなたの評価となって職場や会社に帰ってきます。
それでは、相手が本気になって行動するためには、何をしたら良いのかについてお伝えします。
○○を改善する内容とは?
それは相手を説得するのではなく、共感させることが必要なのです。
共感についてはまた別の機会にお伝えしますね!